北京雑感
中国は物価がこの3年で、体感で1.5倍くらいになってる気がする。100元札の飛び方のスピードが明らかに3年前と違う。
学食のどうでもいい朝飯や定食は変わってない気がするが、同じ食堂内でも単品ははっきり値上がりしてる
ましてや外のそこそこ高級な晩飯は東京と変わらず、この日本料理レストランのデタラメ豚骨ラーメンセットですら41元(約650円)するのだ
コーヒーは国際トレードの産物のためか、中国では元々高級な飲み物だったが、スタバ以外のカフェも明らかに方々に増殖し、日本と変わらないか、更に高いくらいで推移してる感じ
近隣に新しいショッピングモールが出来ると、古い方のモールは凄い勢いで衰退し、胡同や商店街的な街並みは、道端で椅子やベンチに座ってるのがほぼ年寄りなので数十年、いや早ければ10数年後の全滅は約束されたも同然
屋台や道端の物売りも行政の規制でほぼ壊滅しました
もちろん悪い変化ばかりではない。わずか3年で北京の空気汚染は明らかに改善された。日本ではいつまで経っても導入されない電気駆動バスや、トロリーバスの復活、あと都市中心部への大型トラック規制、ボロい小型トラックの禁止(が行われたと思われる)
また、地下鉄は未だに中心部に新規路線の工事が続き、地下鉄の終点駅からは更に地下鉄を称する地上線が延長される
そして、上海では既にゴミの新しい分別が始まっており、来9月より北京にも導入される予定だ。恐らく街の清潔感が格段に上がるだろう。中国政府の常として、違反には厳罰で臨む筈だから。勿論その後ぐだぐたになるかもしれないのは中国式だろうけど
いったいどこへ行くのかな。。。
しかし歴史性の一切感じられない我が祖国に比べると、一介の短期留学生にすら未だに大きな歴史のうねりの中に生きてる感じがするのが堪らないね